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咲-Saki-ほんだし

咲-Saki-監督論 ~理想の監督を求めて~


Category: 咲本出考   Tags: 咲-Saki-  考察  赤阪郁乃  赤土晴絵  熊倉トシ  愛宕雅枝  久保貴子  
※ネタバレ注意
 

今回は普段あまり日の当たらない咲-Saki-世界の監督たちに注目!

監督・リーダーに求められる要素と、それに対応する咲-Saki-内の描写をピックアップしながら、より理想の監督に近いのはどの監督なのかを考えてみよう。


選手からリスペクトされる存在であれ!

兎にも角にも選手から敬意を払われていなければ暖簾に腕押し、どんな優れた戦術戦略も用をなさない。
選手が監督の言うことを信頼し、素直に実行する。そんな関係があって初めてチームは機能する。

選手たちから敬意を集める最も手っ取り早い方法はやはり現役時代に実績を積み上げておくことだ。 
「監督と選手」としてだけでなく「選手と選手」としてもリスペクトを勝ち得れば、その信頼関係はより強固なものとなる。特に関係の浅い段階では後者の影響力が大きい。

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赤土晴絵は阿知賀女子における自らのカリスマ性を存分に利用し、驚くべきスピードでのチーム強化に成功した。

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ときには実戦でその力を見せつけるのもいいだろう。この作業は中堅・新興チームでより重要になる。

チーム理念を共有しろ!

どんな目標へ、どんなアプローチをするのか、それらを簡潔かつ明確に提示し、チーム内で共有させる。
理念を共有することでチーム、個人ともに進むべき道が示され、前進は加速する。

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一年生の二条泉にはチームの哲学がまだ浸透していなかった。

選手に自信を与えろ!

自信のない選手は大事な局面で萎縮してしまい、ポテンシャルを発揮することが出来ない。叱ることも大切だが、褒めるべきときは大いに讃えよう。監督からの信頼なくして選手に自信は生まれない。のびのびとプレイさせることが重要だ。

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モチベーションをあげろ!

モチベーションコントロールは監督手腕の見せ所だ。目標や日頃のコミュニケーションによる長期的なものから、試合前の一言二言のような即効性のものまで。
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赤阪郁乃はこの一言で沈みかけた末原恭子に火を付けた。

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成功つづきのときや、選手たちが称賛に麻痺し始めてしまったときには、あえて厳しい言葉を投げかけるのも効果的だ。選手たちが監督を見返そうと奮起することが期待できる。

選手をきっちりサポートしろ!

選手の才能を最大限伸ばすための理想の環境を作るのも監督の仕事だ。
学校との交渉や個人的なコネクションを生かして、最高の環境を整えよう。

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試合後練習後のケアや選手の家族への配慮も心がけよう。
監督・学校の全面サポートがあればこそ、選手は自分のプレイに集中することができる。

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監督たるもの厳格であれ!

選手と監督はお友達ではない。怠慢プレイを見せた者や規律を犯した者には心を鬼にして怒ろう。

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リーダーが衝突を恐れていてはチームの規律は守れない。優しいだけのリーダーなど不要だ。

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小さな成功に囚われた選手たちに大目標を思いださせるのも重要な仕事。
監督が選手と一緒になって浮かれているようでは真の成功は掴めない。


徹底的に研究しろ!

自分のチームは勿論、対戦相手の研究も徹底的に行おう。ただし、研究結果全てを選手たちに伝える必要はない。ありのままの情報は萎縮や混乱の元となりうる。伝えるべき情報を吟味し、勝利への最高効率を導き出そう。

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まとめ

女子高生が華々しく活躍する咲-Saki-の中では、あまり目立ってないと思っていた監督たちであったが、見返してみれば随所で監督らしさを発揮していて感心。

最初に誰が理想なのか考えようなどと言ってはみたが、描写がフェアじゃない今の段階でそれを決めるのはやはりフェアじゃない。
(ていうか決められると思ってたけど真面目に比べたら甲乙付け難かった)
更に言えば、咲-Saki-世界の監督はみんな必要な能力は全て揃えているように思う(いくのんの威厳以外)。そしてそんなときに監督の優劣を決める要素は(実績を除けば)魅力=個性に他ならない。つまりは好みだ。そして私の好きな監督は勿論、




レジェンド


おまけ
使い所がなかった画像。
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レジェンドは洋画予告みたいな発音で読んでください。レジェンヌ
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テーマ : 咲-Saki-    ジャンル : アニメ・コミック

Comments


やっぱりハルちゃんがナンバーワン(ガッツポ
 

他はオプション装備でいけるから、理念の雅枝さんが一番かな。
 

アニメ放送時のレジェンドの過小評価さときたら…。全く悲しいぜ…
 

いくのん好きなのですが、あそこまで色んな人に避けられてるのはよっぽど何かありそうで怖い
麻雀協会会長の娘とかありそう、てかなぜ練習でトッププロを呼べるのか、山王工業もびっくりですよ

せっかくなので戒能プロをビビクンさせて弱み握ってる感じでお願いします!
 

レジェンドは無策って言われてた時期もありましたけど、準決勝で完全に盛り返した印象です。

新道寺とか、戦術が明確なのに出てこない監督も気になる所です。あの適当っぷりは男のような気がしますので、「男性監督は、音声のみでお送りします」といった所でしょうか。
 

レジェンドは名声もそれなりにあり育成能力も分析力もあるし後援会復活させたり各県2位と練習試合組んだり遠征やインハイのホテルの資金分捕ったりと行動力もハンパ無い。
部員、特に部長からの信頼が絶大だしところどころでウザさそなのを除けばかなり理想的。
それより大会初参加で監督どころか付き添いの教員すらいない清澄より団体戦で順位下になる名門の監督は来年も同じ学校を率いることが出来るのか。
 

やっぱりアメムチ完備かつ随所で指導を施していくレジェンドが一番(ネタじゃないですよ?灼ちゃんでもないですよ?)

と言いつつも適材適所ですね
千里山のように優秀なブレインがあってレギュラーでの協調が取れていて放任が一番だったり、技術指導をした後は本人の能力次第でいってこいやってこいの宮守、陰謀論の姫m(イメチェンニコー
 

2回戦の対策をしないで王者の研究だけするレジェンゴは無能
やっぱりすこやんがナンバーワン!
 

咲の世界は非凡な奴がいないと話にならないからトシさんのレーダは便利やね
トシさんは凡を非凡に作り替えたりもしてそうだし
 

rejennu(ペラペラ)
 

ハルちゃんすき
 

レジェンド以外あんまり描写がないからわからん
 

相変わらずのなかなかになかなかな考察、すばらです。

阿知賀編やIH終わったらレジェンドどうなるんだろう?(出番が)
熊倉さんの助手になって再登場とかだといいなあ(妄想)
 

そういや清澄に監督いなかったな
 

おはあらた
 

やっぱり久保コーチは・・・
 

同級生の友達ができないキャプテンが部では後輩達に慕われているのは、
コーチがヒールに徹しているおかげではないかと思ったり。泣いた赤鬼の青鬼みたいな。
「コーチいなくても他校に友達できたじゃんキャプテン」と突っ込まれたらそれまでですが。

ともあれ、ぬるま湯になりがちな風越にとってコーチは必要不可欠ですね。
一昨年は逆に厳しすぎて1年生が潰れた事を考えると、キャプテンとコーチによるアメとムチは何気にいいバランス?
 

なにげにレジェンドって金策面で超優秀だよね
 

おは灼
 

ここまで灼の自演
 

文堂さんは思いっきり裏目に出たけど「自分が今までやってきたことを信じろ」とか言って打ってたあたり、久保コーチの教育力は高いと思う
池田にも細かい部分で指導してたし
理念とか方針をきっちり定めるという高校競技監督の基本にして最重要ポイントはしっかり抑えてる
風越はやっぱり名門だったんや
 

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